にしあにモジモジ日記 2020.0117(金)

にしあにお相撲観戦記。

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人生で一度もホンモノの相撲を観たことがなかったにしあに。

まだお母さんが素ッ転んで入院騒動になる前の11月のある日、

「一辺くらい国技館で大相撲を観てみたいだよん」

「ああ、んじゃ、もうじき初場所のチケットが発売されるから行きましょうか?」

「おおう、オゴるから連れてってくれ! これは、取材なのだ」

「あの……」

「ん?」

「キンちゃんさんも誘いません?」

「? うん、興味あるかどうか訊いてみる。予定もあるだろうし……」

「では、三枚取れるように頑張ります。おそらく抽選になるので……」

「ほえ~、そんなに人気があるんだ!?」

「国技を舐めちゃいけません」

「……らじゃ。失礼しました……あんた、キンちゃんに懐いてるねぇ (^◇^;)」

「小学生の頃からの仲良しです♪」

「ほえ~……」

スポーツ観戦全般に精通していて(最近はアメフトに凝っているらしい)、東京場所は大概観に行くという弟のリュ~ジくんにチケットの手配と引率をお願いして、16日(木)に生まれて初めて国技館の中に入りました。

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とはいえ、朝からやっている序の口やら序二段やらの取り組みをずっと観るのもなんなので、差しあたり11時頃に上野で待ち合わせをして三人で蕎麦を食ったあと、国立科学博物館に〝特別展ミイラ~「永遠の命」をもとめて〟を観に行って(これはフツ~ににしあにの趣味に付き合わせた)、タクシーで両国へ。

まだ一階の座布団に座る席は客がまばらな14時過ぎに二階のB席(正面側9列51番)から観る土俵は壮観で、幕下上位の取り組み中(確か栃神山 VS 千代雷山)。間もなく「十枚目土俵入り」が始まって、審判員が入れ替わり、関取の取り組みが始まりました。

関取の取り組みは、当たるときの〝音〟が違うねぇ。んも~、カッケー漢の世界だよ。

関取のまわしはカラフルです。シルク素材の所為か、なんかみんなピカピカしたメタリックなエメラルドグリーンやマリンブルー、ワインレッドやショッキングピンクやゴールド、シルバー等々等……〝彩(いろどり)〟という名の力士が出てきたときは、ズッコケながらもワクワクしちゃいました。

青森県北津軽郡出身の〝阿武咲(おうのしょう)〟って、読めないぞ。キラキラネームか? あ、違うの? んふ~、勉強します……。

その後も、ひと文字名前が流行っているのか、〝魁(さきがけ)〟〝勢(いきおい)〟〝輝(かがやき)〟って……んじゃ、〝極(きわまり)〟とか〝華(はなやぎ)〟とか〝怒(おいかり)〟とか、ど~かすっと〝某(なにがし)〟とか〝怖(おそろし)〟〝愚(へなちょこ)〟〝呆(すっとぼけ)〟なんてのも出てきたら面白いなぁ……なんてことを喋っていたら、「あんまり不謹慎なことを言ってると、周りからぶっ飛ばされますよ!」と、弟に叱られました。ごめんなんさい…… (^◇^;)

この日から鶴竜が休場。残念ながら横綱不在の大相撲だったのですが、愛嬌があって何か好きな琴奨菊と永谷園で有名な角界一のハンサム力士遠藤が勝ったのでよござんした(^^)

ともあれ、つまんない芝居や寄席やコンサートに行くと、あっという間に寝てしまうにしあに(いつも同行者に叱られる)が、四時間ずっと寝ないで楽しんでいた大相撲観戦。今度は序の口から観てみようかなぁ。

全取り組みがはねたあとは、去年から予約していた〝ももんじや〟まで歩いて行って、ジビエ料理のコースを楽しみました。

猪鍋を中心に鹿の刺身や竜田揚げ、熊汁……兄の方は二度目ですが、弟の方は初めてのジビエです。

「思ってたよりずっと美味しかった~」つってくれてよござんした(^^)

ミイラから巨漢を見物してケモノ食ってお腹一杯になった、なんだかすげ~充実した一日を過ごした日。

母が入院したため、家事ができないくせにかれこれ2ヶ月以上独り暮らしをしているリュ~ジくんのために、キンちゃんが「酢豚」「肉じゃが」「肉野菜スープ」をこしらえてタッパに入れて持って来てくれたものを喜んで持ち帰ったリュ~ジくん。

精々頑張って、いろんなものを守っていってくださいませ。

愛猫エヴァは、猪や鹿や熊は食わないけど、最近〝アジ〟が入っているキャットフードがお気に入りのようです(ФωФ)

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[写真]相撲の前にミイラを観た、にしやま兄弟。

 

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