にしあにモジモジ日記 2020.0205(水)

にしあにの〝あに〟は「兄」のこと。

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一日中、まんじりともせずにiMacの前のバランスボールに腰掛けたり、タオルケットと毛布を洗濯して干したり、調子が悪くて録画がヘンテコリンになったTVのHDを按じつつケーブルを抜いたり挿したりして、録りためたドラマを観たりしていたら、日が暮れました。

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日が暮れたあと、弟のリュ~ジくんから電話がありました。

「……どしたん?」

「お母さん、法令で今月一杯しか入院できないんだって」

「ふんふん」

「でね、医者やケアマネジャーのヒトとかと相談したのよ」

「ふんふん」

「こないだ、一歩一歩だけど階段を上れるようになってさ。医者が言うには、そのあとは日常生活がリハビリになるので、きっと大丈夫! だってんのよ」

「ほほほ~、思っていたよりリハビリ頑張ってるんだねぇ……んじゃ、家ん中の大袋に入れたまま積んである親父の古着とかをどんどん捨てて、整理しなくっちゃいけねぇ!」

「……うん。導線を確保しておかなくっちゃ……」

「うんうん。蹴躓いてまた転んだら……終わりだからな……」

「んふ~、再来週辺りハングリータイガーでハンバーグを食べながら……」

「おう、〝カンファレンス(素直に打合せって言え・笑)〟しよう」

「そうしよう(笑) あ、そうそう……」

「ん?」

「オトナっぽいズボンが欲しいので、何かお古はないかい? ……サイズが……」

「……おおう、こないだは帽子だったけど、それに合うパンツっていうと、縦線が入ってる奴だね?」

「……うん……」

「おおう、今より肥えてた頃のが何本かあるから持って行くよ。んで、一本くらい新調すればいいさ~♪」

「ありがとう」

「お母さんの面倒をみているのはお前さんなのだ……見合ったギャラをアニキが考えるだけの話さ。気にしなさんな……あ、愛猫・エヴァが鳴いているのでご飯をあげねば! んじゃまたな~♪」

「らじゃ」

11月にとんでもない大怪我をして、こっそり「うわ、もういかんのかな……」と思っていた母親が、また歩けるようになって帰ってくるかも知れない……。

元祖にしあに家は、母ひとり息子ふたりきりの家族です。

全てアニキがアウアウとシゴトにかまけていた間面倒を診てくれていた、弟のリュ~ジくんのお陰です。

多分意識してはいないんだろうけど、アニキには出来ない結構なシゴトをこなしつつある8歳半下の弟が、このことをこれからずっと自身の将来の生き様に活かして、自信を持って「オイラはオトナなんだかんね!」な人生を歩んで行ってくれることをココロから祈るにしあにだったのでした。

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[写真]こないだもらったヘソくんからのお土産。

決して下ネタではありません。美味い日本酒です……でも、子宝って言われても…… (^◇^;)

 

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