大切なのは、アイデンティティだけ。
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3月13日(金)。
去年の11月中半に素っ転んで左股関節複雑骨折した挙げ句、糖尿病を患っていたため2週間近く治療をしてもらえなくて「痛い痛い痛い痛い……」っつってうんとちっちゃくなって横たわったまま寝返りひとつ打てないままちっちゃい声でいつまでも泣いていた母が、人工股関節置換手術を受けて少し痛くなくなって、リハビリ病棟に移ってわしゃわしゃと前に進まない自転車をひたすら漕いで(にしあにの母は、動く自転車には乗れない)、大好きな饅頭やお団子を断って色は着いてるけど味が付いてない醤油をかけた豆腐を食う。みたいな食生活に堪えて、ここ1ヶ月は〝コロナ騒ぎ〟に乗っかった病院の方針で毎日のように面倒を見に行っていた次男のリュ~ジくんを〝面会謝絶〟にして洗濯用の汚れ物や意思の確認等を全て看護師さんを通して行っていたため、上手いこと医師が伝わらずに部屋の片付けをしてしまったためにうっかりヘソクリを捨てられちまったりした挙げ句、ようやっと笑顔と憎まれ口とぼやきと愚痴と「痛くない身体」を取り戻して戸塚の実家に帰ってきました。
上手く歩けない状態で帰ってくる母が帰ってきたときに、少なくとも家の中では混んだり移動しづらい思いをしてバスルームに行けなかったり台所シゴトに支障が起きないように導線を確保するだよん。と思って、二日間・延べ二十数時間(ちゃんと綺麗にするにはあと数百時間はかかるな~…… ^▽^;)とまったくもーってくらいの費用をかけて実家の大掃除をしたのは、にしあにととんでもないやっかいごとを引き受けてくれたキンちゃんと母と同居しているリュ~ジです。
「んが~! あれもこれも捨てちゃって~! お鍋がないとラーメンも煮られないじゃん!!!」
と、広くなった台所で怒り心頭な母親に対して、
「一緒に新しいのを買いに行こうね~♪」
なんつってニコニコ顔で応える弟のリュ~ジくん。
……4ヶ月ぶりに、毎日仲良く喧嘩する親子の生活が戻って来たようです (^▽^;)
ゴチャゴチャ文句言ってねぇで、いらねぇもんは全部捨てて、欲しいもんは「あっくん、買って!」って「言やあ良いんさ~。
……んふ~……頑張って働こう……(ФωФ)
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母の退院の迎えやうちのマンションの管理組合の臨時総会定例役員会やタデコの月命日の墓参りをキャンセル(墓参りは12日に行って来た)して、5月発行の一広社のライフワークである「コンタツだより」に掲載する蔵元の取材のために広島の呉市まで一泊旅行に行ってきたにしあに。
……寝不足と不摂生とプライベートの悩み事は、なけりゃないほうが随分好いな……と、つくづく思ったものだったのでした。
そう言えば、取材時のリーダーであるキタハラさんは、2014年の大晦日にタデコを追って12歳で死んでいった〝ウー〟と同じ柄のキジトラの女の子を飼っているそうです……ちょっと嬉しかった……写真を見せてもらったら、んも~、可愛い可愛い。うちのウーの次くらいに可愛いの。
日曜日~今日は、メールボックスに入っていた故・中曽根元首相ゆかりの広報誌の原稿に目を通して工程を考えたり、これからデジタルイラストにもチャレンジするというNさんの新品のペンタブレットを見せてもらったり、渋谷~表参道~日比谷辺りを散歩して、以前戸塚のキヨちゃんと行ってドイツ人のオッさん3人と仲良しになった有楽町ガード下の〝小洒落た王将〟で一杯呑って帰って来たのでした。
102歳で亡くなるギリギリまで多くの優秀な人材のトップに立ってその存在感を維持しながら、「日本という国の行く末」についてず~っと考え続けていた高邁な人柄であろう中曽根康弘さんの様にゃいかないけれど、精々せめて身の丈に合った立ち位置で「にしあにさんの周りにいてくれるヒト達の役に立ち続けていたいな」と思った月曜日の夜だったのでした。
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[写真]呉の蔵元でボヤボヤするにしあにと、帰って来た母。
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