にしあにモジモジ日記 2020.0410(金)

「死」が不幸なら、生まれた甲斐がない。

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夕方、「会社を休んでコドモの面倒をみることにしたお母さんと、テレワークが出来る職業ではないので引き続き預かって欲しいと懇願するお母さん」のエピソードを綴りながら自身の死生観を語っていた、保育士をしている劇団の先輩のブログを読みました。

「最期に食べたいものは何?」

「ん~、味噌にぎり」

でも、ご飯炊いてる間に死んじゃうかも知れないんだよね~ (*´ω`*)

ウエディングドレスは、その気になれば何度でも着られるけど、人生で必ずただ一度の「死の間際」。

閉じた瞼の中で素敵なスタッフロールが観られるといいな。

……というコメントを残したにしあに。

ん~……おりゃ、ヒマなわけじゃないけど退屈しているようです。

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酔っぱらいがよく話題にする「人生最期にゃ何を食べたい?」っての。

食ったこともないご馳走……フランス料理のフルコースって、どんなんなんだろう? をリクエストするヤツ(最後の晩餐という言葉を意識しすぎだ)、小さいときによく食べていた所謂ソウルフード(おふくろの味?)を食いたがるヤツ(にしあにはこれ)、とにもかくにも納豆ご飯! と主張してドヤ顔をするヤツ(最期なのに、健康を気遣っているらしい)、ど~せ死ぬんだからなんにも食わなくてもいいや(首をつって排泄物が下に落ちるのを嫌がっているらしい)と「オイラってインテリ~♪」みたいな顔で微笑むヤツ(お前、首つる予定なんか?)……。

ヒトも動物も虫も魚も、生まれてくるときと死ぬときにど~なってるのかということを選ぶことは難しい。

にしあには21歳の時に東京に出てきて、四匹のメス猫とひとりの人間を看取りました。

にしあにの腕の中で死んでいった奴等……彼奴らの最期のご飯は……猫達は猫缶だったな。んで、タデコは……にしあにがこさえた〝ニラ玉〟と少しの日本酒……あうう、も少しマシなもん食わせてあげれば良かった……にしあにはウイスキーの水割りを飲んでいた。

「寝る」つって、腕の中で重たくなったタデコ。

死因は肺ガン。

タデコの一年半前に死んだ大好きな親父の死に目には会えませんでした。

京急と京浜東北線に「遅いよ! もっと飛ばせ! 馬鹿野郎!!」と怒鳴っても、逢えたのはストレッチャーに乗せられた死んだ親父。でした。

前日に本郷台にあった病院のICUで、「お~いヒサアキ、お前は明日も元気でな~! 俺も精々生きてみるさ~♪」

と言われた夜のことは忘れません。

死因は肺炎。

書類上の死因ってのは、「マジ?」ってのが多いんだねぇ。

戦国時代の足軽じゃあるまいし、ヒトが死ぬときは概ね「ココロの準備」なんてものを整えているヒマはないんさ~。

タデコがこよなく愛していた今年18歳になる愛猫・エヴァは、今日もタデコの部屋の押し入れの中で丸くなって、腹が減ったら「にゃ~ん」っつってて、とても元気です。

毎日明るく好き勝手に生きているにしあには、エヴァよか先には死なないで、ご飯と味噌は切らさないようにしとこうかいねぇ。

と思った、金曜日の夜だったのでした(ФωФ)

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[写真]にしあさん家の〝つゆだく親子丼〟。

ニンニクたっぷり(5片)入りのオリーブオイルをベースにした「絶倫どんぶり」。

死ぬ前に食いたいとは思わないけど、わりかし美味いのだ (*´ω`*)

 

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