にしあにモジモジ日記 2020.0416(木)

自粛よりエールを。ってのは、不謹慎なのかなぁ。

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「東京に行くとゾンビになっちゃうから、行ってはいけない!」

っつってるよ~にしか思えないくらい強い意思を持って〝コロナ・ヒステリー〟に対抗しようとしている近県の知事さん達。

そして、「我々はゾンビなのだから、東京から出てはいけない!」

っつってるよ~にしか聞こえない表現を宣うTVの中のコイケ都知事。

コイケ……イケダ……池田……池田模範堂……あう、またあの音楽が……(ФωФ)

廃藩置県が施行されて以来、藩主だった殿様が〝知事〟になって幕府が〝政府〟になりました。

何がかわったかというと、参勤交代がなくなった……そんだけ (*´ω`*)

〝お上のために庶民がいる〟という、鎌倉時代から始まって徳川400年が仕上げた封建時代は、昭和20年の夏にアメリカを徳川に差し替えたカタチで蘇りかけました。

「そうじゃねぇだろ! 俺達政治家ってのは、庶民を幸せにする責任があるのだ。アメ公の植民地になってたまるかい! 戦争に負けても魂をくれてやるわけにはいけねぇ! 我々日本人には誇りと矜恃と価値があるのだから」

という志を行動に変えて、当時政治家ですらなかったヨシダとシラスというふたりのヒーローがマッカーサーとオトナの喧嘩をして日本を救ってくれました。

彼等が退いて以来、「日本を救ってくれた政治家」は……誰?

☀☀☂

初めて制作に携わってから38年くらい……年に三回、一広社が命がけでデザインしているライフワークである小冊子があります。

制作スタッフはにしあにの他に七~八人。

1本作るのに概ね1ヶ月半から2ヶ月かけて、一所懸命作っているものです。

「うし、表紙の色校も出たし紙の手配も済んだ。あとひとつの文章原稿が来たら完全入稿だ~ん。ふい~……やっと寝られる~♪」

と思っていたら、今日、クライアントさんから「こんな時期にPR誌を出版するのはけしからんと思う」と、オーダーストップの命令が下されました。

「!?……え??」

全国の勤勉なヒト達が、やむを得ず自宅待機の名目で働きたくても働けなくなっている今だからこそ、みんなが知ってるコロナ・ヒステリーの時期に合わせたいつも通りに届いた小冊子をじっくりと……こういう時こその素敵な前書きを書いてくれるだろうし、「おおう! この騒ぎを乗り越えて、よりパワーアップして再開したいもんだ!」と思って貰える冊子づくりをしたつもりだったのですが、とても残念に思いました。

PR誌の読者はクライアントであり、ウイルスと違って利益の枝葉を拡げる生きたニンゲンです(おりゃ、そゆヒト達と現場で沢山知り合った)。

でも、多くの社員を抱える企業のトップの方には、品川で一番小さなカイシャの社長なんぞが思いもよらないあずかり知らない高邁な深くて社会的なモラルがあるのでしょう……なので私は偉くなれない。

携わってくれたスタッフ達や印刷会社に一報を入れたあと、愛猫に向かって

「エヴァちゃ~ん、えらいことになっちゃったよぉ。飯食え。俺も何かこさえる!」

なんつって、冷蔵庫を漁って台所に立ったにしあにだったのでした。

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[写真]冷蔵庫で眠っていた昆布巻き(富山)、里芋(群馬)、金ごまいわし(千葉)をごった煮にしてみたら、思いがけずなんか良い匂いがしてきた、にしあにさん家の〝田舎煮〟……見た目はアレだけど。

 

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