猫と親父は愛おしい。
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今日は夕方からずっと雷が鳴っている品川区。
さっき電話をしたら、〝忠治とカミナリとカラっ風〟で知られている群馬の大間々で生まれ育った義母が、「あたしゃ、カミナリが大っ嫌いなんだよね~! ああ、恐ろしい。めんどくさい。うっとうしい。おっかない……!」
っつって嫌がっていました。
「いいかげん、慣れないんかい?」
「慣れるもんかい! ああ、嫌だ嫌だ……」
故郷の定番。っつ~か、デフォルトっつ~か、いつものこと……なんだろうに、女性にとってカミナリは恐ろしいのだそうです。
にしあにと愛猫・エヴァが住んでいる品川のステーションプラザ立会川には、まったくもーってくらい立派な避雷針がそびえているので、「おおう、ゴロゴロいってるだ~ん♪ 今の朝ドラの主人公だったら、この音で素敵な音楽を奏で始めたりするのかなぁ……」なんつってのんきに無責任にワキワキしたりして……でも、ちょいと考えたら、「カミナリ親父」という言葉があるように、「雷音(らいおん)」は、オトナのオトコの怒鳴り声に似てるのかな……だから多くの女性は怖がるのかな……。
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にしあには生まれたときから男性なので、当然少年時代も男の子でした。
小学一年生の時、身長は標準並みなくせに体重が18㎏しかなかったっけ。
「んふ~、20㎏の大台に乗らねば、仲良しの女の子達に追いつけねぇ!」と思って、アウアウしていた頃、団地のお祭りにウキウキしながら参加したら、〝オトナ神輿〟の花棒にアタマを吹っ飛ばされました。
3秒くらい気絶したあとあまりの痛さ(あとですげ~タンコブが出来た)に、「なにしやがんだこの野郎!」と怒鳴ったんだけど、
「うるせぇ! そんなとこにいるのがわりいんだよ!! ざまぁみやがれ。悔しかったら親父でもなんでも呼んできやがれ!!!」
と怒鳴り返されたときは、とても怖かった……。
相手は20代半ばっぽいブルーの刺青を露わにしてサラシ巻いた若者。こっちは体重18キロの小学一年生。
親父は多分地元(20号棟の詰め所)で酒飲んでゴキゲンだろうけど、泣きついたりしたら「おめぇ、やられっぱなしだったんか?」なんつってぶっ飛ばされるかもしれねぇ……。
ともあれ、「怪我しなかった?」なんつって、一緒にいた同級生の女の子(隣ん家のマミちゃん)が同じ目に遭わないように端に除けて自治会が用意してくれた〝ぶっかき氷にかき氷のシロップを入れたへんてこりんな飲み物〟を飲ませながら、「あの野郎、いつかぶっ飛ばしてやる」と思ってオトナのオトコを見送ったのでした。
暴力を使えば圧倒的に強い立ち位置のオトナのオトコが怒鳴ったら、それはカミナリに似ています。多くの女子どもはすくみます。
カミナリには意思がないのでしょ~がないっちゃ~しょう~がないけど、意思も地位もキャリアも自信も腕力あるオトナのオトコは、怒鳴ってはいけねぇ。
……卑怯だからね。
少年にしあにがあのエピソードのあと、親父に報告したとき、
「マミちゃんを守ってあげてよかった。でかした。でもな……」
「え?」
「そういう野郎の場合は、隙を観てキ●タマを蹴っ飛ばして怯んだ隙に●を突くのだ! ……んまあ、お前はちっちゃいからどっちも上手く行かないだろうけどな……急所はこことこことこことここと……ん~……でもでも、やられっぱなしってのは悔しいなぁ、ヒサアキ!」
「う、うん……ごめんなさい。」
「んふ~、そこに俺がいたらなぁ……ちきしょ~、ギッタンギッタンにしてやったのに……」
……「馬鹿野郎! レディを殴ったりしたら俺がお前を殺す!!(なぜ、レディ? と思ったのはここだけのお話し)」なんつってて、73歳で死ぬまで、一度もお母さんに手を挙げることがなかった親父ですが、そこに親父がいなくて本当に良かった。とココロから思ったにしあに少年だったのでした (*´ω`*)
〝カミナリ〟と〝オトコの怒鳴り声〟は一緒なんだよ。
コロナヒステリーでイリイリしてるからっつって、フランス人みたいになっちゃいけねぇよ。そもそもヒステリーってのは、ご婦人の特権なんだよ (ФωФ)
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[写真]昨日、3歳の誕生日を迎えたきちんとお座りするおちゃる♀。
ちょっと前に〝ちょもも♀(享年11歳)〟を失って、ど~したらいいのか分かんなくなっていたNさん家に来た彼女の生き甲斐です。
本気の猫好きにとって、愛猫はかけがえのない相棒なのです (ФωФ)
★アメーバ版モジモジ日記は
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