にしあにモジモジ日記 2020.0710(金)

目を覚ましてくれるのはいつもメスネコ。

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んふ~、そろそろ劇団かに座の秋公演の台本「あした天気になぁれ」をきちんと読み込んで、九年前とはひと味違うポスターを考え始めねば。

と思って改めて台本を開いて14ページまで読んだとき、電話が鳴って、20年くらい前から社長(今は故人)と意気投合して、オリジナルの化粧品のパッケージやカタログや広告を全て任されている田園調布の駅前にあるエステティックサロンの製品を担当している大阪の業者さんから「あの~、パッケージのラベルを作っていただけませんか?」というオファーがあったので、台本に栞をはさんでiMacの前のバランスボールに腰掛けたにしあに。

「なんでもかんでもニシヤマさんがいればきっと上手く行くのだ! でね、次は美容液を作ろうと思ってるんだけど……この五つの容器の中でどれがいいかなぁ……」

なんていうことの相談のために、夜中も休日もお構いなしに呼び出されたりわざわざ立会川のファミレスまで来てくれたりしてくれた、「ん~も~! なんで俺なんだよぉ!! まだまだやりたいことがスゲ~沢山あるし、ニシヤマさんは俺よか若いからどんどん相談しながら新しいものを作りたいのに!!!」と見舞いに行くたびに愚痴って……今の私と同い年で脳腫瘍で亡くなった、にしあによか背が高くてスマートで花火が好きで顔が長いんだけど愛嬌があるハンサムで自転車が好きで休みの日はキャンピングカーに乗ってあちこち旅をする……先代のノグチ社長を懐かしく思い出しながら、愉しくシゴトをしました。

初めて〝美容〟や〝美顔エステ〟の世界を、逢う度に喫茶店で(彼は下戸)成り立ちから何からず~っと何度も何度も、国際ライセンスを持っている奥様も時々参加して、ど~かすっと終電までレクチャーしてくれたお陰で、私はすっかり女性の肌の悩みやその仕組みや〝悩みを持ってるこその悩み〟みたいなオンナゴコロについて詳しくなってしまいました……※その他のオンナゴコロは未だによく解かんねけど (*´ω`*)

……私は、彼が大好きでした。

作品のいくつかはこのサイトのメニュー「package」に掲載しています。

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今日は7月10日なので、フリーのスタッフとにしあにの所得税を払うためにマンション1階の東日本銀行に行って、マスクと塩ビシート越しに顔なじみの銀行員さんとアイコンタクトを交わしたら財布の中が心細くなったので、その足で近所のラーメン屋さん〝吉吉〟に行ってモヤシラーメンを食べました。

……美味かった (*´ω`*)

昭和は、「貧乏人は精々稼いで勝手に苦労しろ」。

平成は、「貧乏人も案外儲けてるみたいだから、売上税(今の消費税)を取ったら面白いかも」。

令和は、「介護だ福祉だ助成金だっつって、貧乏人がうるさくなってきたから粛清しなけばいけねぇ」。

モボだモガだっつって庶民が浮かれていた中、間違いなく存在していた多くの浮浪児や浮浪者でさえ自分なりに人生を楽しんでいた大正時代からこっち、どんどんつまらない平安以前に戻りつつある様な気がする現在。

ああそうか、彼奴等は貴族になりたいんだ……。

なんて思って憂鬱になった時、愛猫エヴァに話しかけたら「にゃ~ん(ゴチャゴチャ言ってねぇでご飯よこせ!)」と説教されて我に返ったにしあにだったのでした。

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[写真]Nさん曰く、普段、呼んでも来ないし、猫じゃらしを持ってもかったるがって遊ばないし、〝ちゅ~る〟を鼻先に持って行かないと返事もしないくせに、絵を描き始めるとデスクに乗っかって「遊んでやろうか?」という顔をするおちゃる(ФωФ)

 

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