にしあにモジモジ日記 2021.0110(日)

気に入っている西洋長屋奇譚。

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昨日は無理矢理早起きをして(っつっても9時だけど)マンションの管理組合定期理事会に出席しました。

にしあには理事長なのでMCをしなくっちゃいけねぇ。

月に一度の、こんな面白いことを副理事長(にしあにより100倍立派な勤め人で人格者)に任せるのは勿体ないからね。

マンションの役員さんは全部で10名。コロナ報道のお陰かどうか知らないけど、一名だけ欠席でした、

役員以外の出席者は管理会社の担当さんと管理員の方。

一番手で集会室に入ったにしあに理事長が開口一番、

「今日は、とっとと終わらそうねぇ。YV観て他人に会うのを怖がってる人が多いかも知れねぇし……なんせ、去年はコロナで二度も理事会が中止になっちゃったもんねぇ……」

と担当さんに言ったら、

「らじゃ!」

と応える……秋からこっち、大分慣れてきたようでよござんした。

身体でかいけど、なかなか機敏じゃん (*´ω`*)

10時開会。

「自動火災報知器設備を36年振りに更新しなくてはならないのですが……二社のアイミツをご覧ください」

「……これ、メーカー直の業者は素直(かど~かは知らんけど)な金額。で、そうじゃない業者はそれぞれのアイテムにいちいち乗せてるからちょいと高くなってる。って以外になんか検討の余地はあるのか?」

「あう……あの工事の工期……とか」

「議論するにはネタが薄すぎてどうにもならない……工期なんてな、在宅しているヒトばかりじゃないんだから見積りで判断出来ないじゃん……単純に安い方にしましょう」

「……ですね……」

ううふ~……なんとも盛り上がらないレギュラーに辟易しつつなんとか盛り上げたいMCにしあに。

その後、臨時駐車場のこーんをど~すっか。とか、汚水が漏れた部屋があったので、対策を考えましょう。とか。

普段より30分くらい短い時間で終えた理事会だったのでした。

……ともあれ、先月までにまとめた「宅配ボックス」や「防犯カメラの増設」に着いては順調に進行しているようなのでよかった (*´ω`*)

☀☀☀

「あ~、終わった終わった……ああ、眠い……」なんつって部屋でゴロゴロしていた午後2時過ぎに役員で仲良しjのイゲタさんから電話が来ました。

「12階から煙が出てるんだけど! ど~しよ~!!」

って……。

「すぐ行く~!」

っつって、慌ててズボンを履こうと思ったら寝ぼけて片足分に両足を突っ込んでオタオタして、「あう!」っつって履き直したら今度は膝の穴(ダメージジーンズ)から左足が出てきてオタオタ……というわけで、無事エントランス前に到着したときには煙は見えませんでした。

何人かの見物人が出るほど盛り上がっていたうちのマンションのエントランス前。

「……ん~、とにかく部屋に行ってみるよ」

「お願いねぇ!」

来ないんだ? と思いつつ、エレベータに乗って12階のかのお宅のピンポンを鳴らしたら、「……だれ?」って……。

「管理組合理事長のニシヤマと申します。」

「なに?」

「お宅が火事だっつって大勢のヒトが騒いでいるので……ちょっと出てきてくんない?」

「ええええっ!? 会うアウアウ……」

っつって、やっと出てきてくれたにしあによか10歳年上のオッちゃん(訊いてないのに勝手に教えてくれた)。

「あの、私夜勤明けで、こんな恰好で……話せば長くなりますが……」

「おおおっ!(目が輝くにしあに)」

「正月のお飾りを今年は近所の神社で買わなくて……出店の鳶から購入して……」

「ふんふんふん(なんだか目が覚めて嬉しくなってきたにしあに)」

「神社に奉納するわけにもいかず……」

「燃やしたん?」

「なんか、思いがけず……ほら、怪我しちゃって……」

指の爪が剥がれそうになって血尾が出ていた。

「あの、夜勤明けで、七草の日に出来なくて……」

「承知しました。オイラも放っぽらかしで今さっき玄関からお飾りをはずしたんさ~。でも、ベランダで燃やしたらきっと思いがけず日が大きくてビックリしたでしょ?」

「あの、怪我しちゃって……」

「へいへいへい。まだ焦げ臭いけど……」

「あ、そうなんですか? なんか、臭いになれちゃってて……」

「うんうん、そ~だよね……何しろ火事じゃなくてよござんした」

「そんなぁ……火事なんて……」

「承知しました。んま、このささやかな騒ぎはなかったことにしましょうよ」

「なんかすいません」

「オイラも昼寝中に叩き起こされたのさぁ。夜勤明けにピンポン鳴らしてビックリさせてごめんなさいねぇ」

「こちらこそ……なんだか……」

「ゆっくりグッスリおやすみくださいませ。もう、大丈夫! なんでもないさ~♪ ……ってか、話しても大して長くないじゃん!」

「ああ、ホントですねぇ (*´ω`*)」

にゃ~にゃ~鳴いてる愛猫・エヴァにご飯をあげながら、

「おう、エヴァ、今日面白れぇオッさんの友達ができてさ~♪」

と話しかけたにしあにだったのでした(「にゃ~ん(ふ~ん)」っつってた)。

コンタツさんから頒布会の美味い酒が届いたら、「通報者」のイゲタさん家に持ってって、この話を肴に一杯呑ろうかな(ФωФ)

[写真]最近、面白いことが少なくてオッさん化が進んだ所為か、昭和21年「夕刊フクニチ」連載当時の『サザエさん』の波平さん風の目の下になってきたことを〝あうあうあう……〟と悩んでいるにしあに。

 

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