過去も今も未来も、面白けりゃ斑(まだら)で良いじゃない。
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今さっき、一週間ぶりに群馬の義母に電話で話しました。
「独り暮らしは危険だ」という理由で、カラダは何処も悪くない(自称)のに、散歩の途中でベンチでへたばっていた事が切っ掛けでご近所さんが救急車を呼んでくれて入院生活に入ってから二ヶ月が過ぎました。
初めは「あ~も~、はによぉ! 早く帰して欲しいのよぉ……〝赤城山〟の新酒も出るし、お正月の準備で玉子焼きを焼かなくっちゃいけない(ここ30年以上、私を含め、多くの親族達が暮れに送ってくれる彼女の作る玉子焼きを楽しみにして正月に食べていた)し……周りが年寄りばかりで退屈だよぉ(実は自身が最年長)」っつって愚痴ってばかりでしたが、年が明けたあたりから何となく開き直ったのか、「ここは寒くないから風邪引かないし、おさんどんの世話がなくって楽ちんだねぇ……あ、看護婦さんが来た。あははは、「彼氏と電話~?」 だって! やぁねぇ……♪ アンタの声が聴けて嬉しかったよ。それよか、テレビで言ってる〝東京の病気〟は大丈夫なのかい? 心配でしょうがないよ……あ、戸塚のお母さんは元気なのかい? 暖かくなったらこっそり東京に出て行くから、そん時にゃ美味しいものをご馳走しておくれな~♪ ああ、楽しみだ!」
……自身より、常に他人を心配する癖は変わらない……ここんとこゴキゲンな様子の義母 (*´ω`*)
今年になって5~6回目なのに「年が明けてから初めてかいねぇ」と言うのがちょいと気になるけど、んまぁ、ゴキゲンなんならよござんした。
電話して愚痴や現状や具合やご機嫌伺いをする事しかできない甲斐性なしの東京の元婿殿と違い、何かと面倒をみてくれている太田市の義伯父さん夫婦には、とてもありがたいと思っています。
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他者が居て自分がいる。ってのは、想い出の積み重ねです。
この日記で何度も書いているけど、「人生は自身が主人公の物語」だもの。
主人公と接して話して何かして……というバイプレイヤー達は、同じ時間を共に過ごすかけがえのない人物なのです。
あ、オイラの場合、ネコも同様です。
にしあには幼稚園の年長さんだった時、親父から「男の子が泣くのは、親が死んだときだけ!」と、両肩をつかまれながら教わりました(なぜ両肩を掴む? 酔ってたからさ・笑)。
昭和40年代で、三角の帽子と鼻眼鏡をつけた親父にそんなことを言われたとき、「お父さんが死んだらオイラは泣くんだ?」と、少し面白かったけど、タデコが死ぬ一年半前に親父が死んで、母親が使い物にならなかったため喪主を務めて、親戚連中に挨拶をしたとき、不覚にも涙が止まらなかったものでした。
「ああ、親父が行ってた事ってのはこういう事だったんだねぇ……ち! やられた!!」
子は親を観て育ちます。
オイラは、別に全く全然なんそれ? っつ~ほど裕福とは縁遠い、生まれて初めてうな丼食ったのは高校生になってから(ずっと、チョーヤのサンマのかば焼きの缶詰をウナギだと思わされていた・笑)。みたいなサラリーマン(孤児でヤクザのなり損ないだけど)家庭で育った、世に跋扈する二世議員や女優の息子と違って多くの人達に影響を与えることも出来ない、ど~ってことないままオトナになったナマケモノですが、いざオトナになってみると、実の親や切りの親から酷い目に遭ったため心底親を憎んだまま生きてきたヒトに出逢って一杯呑ったり、話し込んでビックリする事実を知ったり、自身のノウハウを活かして知らないヒト達に発信する方法を模索したり……愛猫・エヴァのトイレ掃除をしながら、人生で一番しらけちゃってつまらなくってバカバカしくって生きにくくなってしまった今の世間の中でも、したいこと、しなくっちゃいけないこと、するべきこと……とどのつまり面白いことがあるのだ。
と思った、コロナ禍を引きずり続ける2021年の正月半ばだったのでした。
(ФωФ)
[写真]引きこもり生活が長くてお酒のストックがなくなったとき、「ん~、あ、見っけ~♪」っつって家庭用ワインセラーで見つけた2020年のボージョレ・ヌーボー。
久しぶりに愛用のソムリエナイフを使って2ヶ月遅れに封を切ったヌーボーは、ガメイ種特有の紫色で……ああ、一昨年のよかずっと深みと甘味と香りがあって美味いじゃん!! ニシノさん、ありがとう ヾ(〃^∇^)ノ
シゴトしながらひとりで飲んでちゃ、バチが当たるかな……。
★アメーバ版モジモジ日記は
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