ichikosha
「にしあに物語」は、恩人だらけ。
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さ～て、真夜中にご近所のマップシゴトやとある会社の会社案内の原稿作りをやっていたけど（考えすぎて終わらなかった）、洗濯して干したあと夜明け前に寝て、午前中に起きて歯医者さんでデンタルケアをしてもらった帰りにスギ薬局で洗剤や柔軟剤や白髪染めを買って帰ってきたので機嫌が良いぞぉ♪
というわけで、日中iMacの前のバランスボールに腰掛けてんにゃんにゃと考え事をしていたら「お、もうこんな時間だ！」っつって、前々から約束していた「コンタツだより」の編集長であるニシノさんを迎えに立会川駅に行ったのでした。
にしあにが神工の卒業式の翌日から勤めて、初めて「デザイナー」という肩書きが付いた名刺をもらって嬉しがっていた、銀座五丁目の㈱サン・プランニングの〝ニシヤマ君〟だった18歳の頃。
23歳だった先輩デザイナーのエンドウさんから、「これのタイトル画を新しく描いて、ついでにレイアウトをしてもらえる？」と優しい笑顔で申しつけられたのが「コンタツだより」の〝CMうらばなし〟の頁でした。
「え？ 私で良いんですか？」
「あはは、うん、なんかウズウズしてるみたいだし、描いてみなよ。」
「……うす。」
「自信がなかったら無理にとは言わないし、あらかじめ僕が描いたサブもあるから……。あ、ミツハシさん（社長）がダメって行ったら没だよ！ あの人は怖いからね……」
「……サブって……どれ？」
「これ」
「……んふ～……上手だなぁ……」
……俄然闘志が湧いた18歳のにしあに……からかわれると乗るタイプ（笑）。
初めてオイラが描いた絵が、東京のプロがこさえている冊子の印刷物に載る。かも知れない。
……多くの神工デザイン科の奴等同様、中学生の頃から挿絵やカットやポスター画を描いてギャラをもらっていた経験はちょいちょいあったけど、あの時のことを想い出すと今でも緊張して震えます。
結果は、上手くいってそのままエンドウさんの仕事を手伝いつつ、二年後に彼が辞めていったときに私は「コンタツだより」制作班のリーダーになりました。
背がちっちゃくてこの上ない笑顔が優し気だったけど、実にデザイナーらしい清潔感のある絵を描き、0.1㎜単位で誌面のバランスを気にするレイアウト力を持っていたエンドウさんは、忘れられない私の師匠です。今はどこで何をしているんだろう……。
☀☀☀
かつて銀座の数寄屋ビルにあった㈱サン・プランニングというデザイン事務所は、にしあにの社会人人生の原点です。
当時在席していたデザイナーは、ヨツシマさん24歳（東デ主席卒）、マツモトさん23歳（東デのツンデレ）、エンドウさん（なんかすげ～学校出身）、ネカドさん（神工出身・にしあにの２年先輩）の４人。そして、コピーライターのイワセさん25歳（スタッフ唯一の四大卒）。
主なクライアントは、長田電気工業㈱（歯科器械メーカートップ）、サッポロビール㈱（社長はここの宣伝部出身）、コンタツ㈱（サッポロビール時代に社長同士が仲良しになったらしい）、北海道新聞社（サッポロビール繫がりらしい）、実業之日本社 ＆ 有楽出版社（どこかで意気投合して、ふたりの経営者が仲良しだったらしい）etc...。
ふたりの経営者以外、所謂〝営業マン〟が存在しない素敵なカイシャでした。
お陰で、いろんなジャンルの広告や冊子やポスター等のデザインを経験させていただきました。
先輩達がみんないなくなって、後輩ばかりになって……というのは、また別のお話。
かれこれ38年間。今でも仲良くしてくれているのは、コピーライターのイワセ先輩だけです。
継続はなんとかなり。って言うけど、14歳の時に自身の職業を決めて以来、ず～～～っと同じことを続けるってのはそれ程にかったるいことなんだろうかいねぇ……。
今年の春に退職されるという、コンタツのにしあにのボスであるニシノさんはずっとひとつの職場でちょっとビックリするほどキチンとシゴトをこなしてきた、素敵な人物です。
辛いことや、悔しいことや、めんどくさいことや、やっかいなことや、殺意を覚えることや、なにもかも捨てて風来坊になりたいと思ったことや……きりがないな……もあったと思います。
楽しく一杯呑って帰って来てiMacの前のバランスボールに腰掛けて、
「エヴァ～、お前さんはオイラを退屈な野郎と思ったことがあるかい？」
と愛猫に話しかけたら、
「ニャ～～ン♪（くだらねぇこと言ってないで、ちゃっちゃとシゴトしろ！）」
と、返されたにしあにだったのでした（ФωФ）
金・土・日。
ちょいとシゴトに集中します (*´ω`*)
［写真］ニシノ & にしあに in とり吉。
＃やきとりとり吉
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