なんじゃかんじゃヨコハマが故郷です。
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御上の都合でど~しても世界的に長引かせなくてはならないらしいコロナヒステリーの余波(末端過ぎて誰も想像出来ないだろうけどね)のお陰で、ガシガシしていたいつもの暮れと全然違う空気感の中で生きているにしあに社長。
さて、ど~すっかな……。
と、モップスの「たどり着いたらいつも雨降り」や泉谷しげるの「地球がとっても青いから」やRCサクセションの「スロー・バラード」等を聴きながら性懲りもなく絵本の新作を考えて文章を書きあげて画家に読ませて意見を聞いて、「おうおうおう! その方が面白いねぇ! うし、ちょっとまっててねぇ♪」なんつってウキウキしながら手直しをしたり、「にしあにの絵で仕上げる物語も考えたらいいのに~」なんて説教されて「ん~……そっか……」なんて思い始めたりしている昨今。
皆さま、面白く年末を迎えておりますでしょうことと思います(よくわかんない枕言葉・笑)。
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「社会人ってのは沢山の小説を読んで見聞を拡げて、30歳になったら歴史小説を読んで人を育てる為の知識と教養と屁理屈と世の中のカラクリを学ばなくっちゃいけねぇ。オレたちゃ、見ず知らずの人間相手に生涯をするために生きているんだから」
と、八丁堀にあった広告代理店のボスに言われて、10~20代の頃ずっと読んでいた井上ひさし、太宰治、筒井康隆、源氏鶏太、北杜夫、遠藤周作、星新一、夢枕獏、西村寿行、半村良、京極夏彦、綾辻行人、宮部みゆき、モンゴメリ、O・ヘンリー、トーベ・ヤンソン、ヘミングウェイ、ディクスン・カー……あとなんだっけ? を読みあさるのを一旦停止して、司馬遼太郎、池波正太郎、山本周五郎、藤沢正平、隆慶一郎……あとなんだっけ? を面白がって読んでいるうちに勤め先のカイシャが倒産して独立したにしあにさん。
人は生まれた瞬間に主人公になります。
エンドロールが流れるまで、生きて演じて面白がることを「人生」と呼びます。
なので、亡くなった家内の友達が参加していた劇団〝娯楽天国〟が芝居のあとにいつも言う「人生は舞台、舞台はエンタテインメント(オリジナルなのかどうかは知らない)」という決まり文句が好きです。
そのまんま哲学じゃん。
今は亡き劇団かに座の創立者・田辺晴通さんも、ポスターの打合せをしているときに酔っ払って似た様なことをいつも言っていました。
高校生で詰め襟の学ランを着ていた18歳のにしあにの入団を許してくれて、クソ生意気だった若造が好き勝手することを面白がってくれて、亡くなるまで(どころか亡くなった後も)公演ポスターを描かせてくれる……。
現主宰で看板俳優である馬場秀彦さんはかに座では後輩ですがオイラよかずっと年上です。一度か二度、一緒に舞台に立たせてもらったっけ。
これからも、「横浜でドラマを創る」という劇団かに座のスローガンをきちんと引き継いで、令和の時代にあった素敵な劇団に育ててくれています。
70年近くの歴史がある劇団を率いる二代目。っつ~プレッシャーは、余人に理解出来るものではありません。
ボヤボヤとその日暮らしをしながら、ババヒデヒコの覚悟を改めて考えて呆然としたにしあにだったのでした。私は彼を心から尊敬しています。
ここまで書いたら愛猫のエヴァがニャーニャー言い始めたので、ご飯をあげるだ~ん (ФωФ)
[写真]20際の時に描いた落書き。クソ生意気なかけ出しの若造デザイナーが、なんかを思って書いたんじゃないかと思われる…… (*´ω`*)
#菊峰志麻
#娯楽天国
#田辺晴通
#劇団かに座
#馬場秀彦
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